タービダイト層
○地質
砂岩層と泥岩層が規則的に繰り返す地層をタービダイト層と言う。河川が運んだ泥や砂が、河口に近い浅海の急斜面(三角州など)に一度堆積する。 その後の地震や洪水の際に、その堆積物が液状化して海底地すべりとなって一挙に深海艇へと流れ下って(これを乱泥流、または混濁流という)堆積したものが永い年月を経て岩石となったものである。 深海で堆積する際、粗くて重い粒子(砂)が最初に海底に降り積り、その上に細かくて軽い粒子(泥)が後から順に堆積してゆくようになる。このようにして1回の地震などで砂の層と泥の層からなる1セットが出来上がる。 海底では水平に堆積していたが、海洋プレートの沈み込みにより陸側に付加される過程で傾き、その後巨大地震(南海地震など)に伴う土地の隆起などもあり、地上に出現した。 砂岩と泥岩では、泥岩の方が浸食を受け易いため、砂岩層が飛び出して見えている。 |
乱礁遊歩道 ▲TOPへ 言語変更 |